ホットヨガとピラティスは高温環境下でのトレーニングとされており、発汗によるデトックス効果やカロリー消費につながると言われています。

しかし、高温多湿のスタジオと冷房の効いた室内を行ったり来たりすることで、急激な温度変化に身体が適応できず、自律神経に負担をかけてしまう可能性があります。

1日に複数回のレッスンを受けると、何度も急激な温度変化を体感することになり、自律神経のバランスが乱れることもあります。

暖かい環境では柔軟性が増す効果が期待できますが、過酷な環境でのトレーニングは心と体に負荷をかけるため、注意が必要です。

高温多湿の環境下では、本来のヨガとピラティスの目的とは異なる要素も存在するため、心と体の調和やインナーマッスルの強化を重視する場合は、通常の温度で行われるヨガやピラティスを選択しましょう。

エアフローヨガとは天井から吊るされた布を使って身体を浮かせた状態で行うヨガのことです。

エアフローヨガは身体の硬い人やヨガ初心者の方に推奨されており、続けることで多数のメリットを感じられます。

メリット① 柔軟性の向上と筋力アップ

エアフローヨガを行うことで、体の柔軟性を向上させることができます。
エアフローヨガは、ハンモックの力を借りることで、体を通常より伸ばすことができるため、床で行うヨガではすぐにできないようなポーズを、初心者にもとることができます。
このため、床で行うよりも関節や筋肉が伸びることになり、その結果として体の柔軟性が向上するのです。

また、エアフローヨガは、複数のポーズをとるために全身の筋肉を使う必要があるため、結果的にあらゆる筋力の向上にもつながります。
しかも、ポーズを一定時間維持するためにバランスをとることによって、きれいな筋肉がつき、体に負担を掛けずに体幹を鍛えることができるというメリットがあります。

メリット② 姿勢や内臓の改善

人間は重たい頭を脊柱で支えているため、どうしても首から背中が不自然に前傾する猫背になりがちです。
エアフローヨガには、逆さまになるポーズがあります。
このポーズによって脊柱への負担が軽減され、猫背が改善されます。

また、エアフローヨガを続けることで、骨周りの筋肉が強化され、緩んでしまった骨盤の矯正や腰痛の軽減が期待できます。

メリット③ 血行の促進

エアフローヨガを行うことで血行が促進され、血液やリンパ液の流れが良くなることで酸素が全身に行き渡りやすくなります。
酸素が全身に行き渡ると、冷え性や肩こりといった症状やむくみの解消につながります。

また、新陳代謝がよくなるため、体内の毒素を排出するデトックス効果が高まり、結果的にダイエットにつながるという好循環が生まれるのです。

メリット④ 内臓下垂の改善

エアフローヨガで逆さ吊りのポーズをとると、内臓下垂を元に戻すことができます。
内臓下垂には、胃下垂や腸下垂がありますが、どちらもぽっこりお腹の原因になるため、女性にとっての大敵と言えます。
逆さ吊りポーズは、体を普段とは反対の姿勢にするため、下がってしまった内臓を元の位置に戻す効果があるのです。

また、内臓下垂は便秘の原因のひとつです。
このため、エアフローヨガには、便秘を解消して内臓下垂も改善できるという、ダブルの効果が期待できるのです。

床で行うヨガではストレッチ並の動作しか体感できずに終わることが少なくありません。
エアフローヨガであれば、いきなりヨガの上級者のようなポーズを体感することも可能です。
また、全身を預けることができるハンモックの安定感を体験してしまうときっとやみつきになってしまうはず。
ヨガを検討中の方は、ぜひエアフローヨガもお試し体験してみてください。