産後にピラティスを行うメリット

普通の状態のとき、子宮の大きさは約50gほどですが、出産前には胸の下まで膨らみその重さは1Kg程度にまで達します。そのため骨盤は前傾し、胸椎は後ろに傾き、骨盤底筋群はゆるみ、股関節を外にひらくことが多くなります。この状態は反り腰で猫背になり、内ももに力が入りにくく、骨盤周りの筋肉や靭帯が緩んでいる状態になります。 出産に向けて姿勢の変化が起こることは普通のことですが、出産後に修正したいと思われる方は多いでしょう。その理由は肩こりや腰痛、尿漏れなどの症状が出てしまうからです。 ピラティスは、負傷兵がリハビリを行うためのエクササイズとして発展してきました。そのため体に負担をかけすぎず、妊娠・出産で緩んだ筋肉を鍛え、硬くなってしまった筋肉を緩めることができます。 またピラティスを行う際には胸式呼吸を行うため、交感神経が優位になり心と体を活性化していきます。このようにして呼吸と動きに集中するので、疲れた産後の心身をリフレッシュすることもできます。